宇宙探査、未来のエネルギー、医療の革命——日本と世界の科学・テクノロジーニュースをこどもニュースがまとめました。「科学ってむずかしそう」と思っている人も、読めばきっと「すごい!」「なるほど!」と感じるはずです。
科学はなぜ大切なの?
科学(かがく)とは、自然界のしくみを調べて理解しようとする学問です。「なぜ空は青いの?」「なぜ電気が流れるの?」——そんな「なぜ?」を追い求めた研究の積み重ねが、今の便利な社会を作りました。スマートフォン、薬、電車、インターネット——みなさんの周りにあるものは、すべて科学技術の産物です。そして今も、世界中の科学者・技術者たちが「もっとよい未来」を目指して研究を続けています。
このページでは、2026年5月に話題になった科学・テクノロジーニュースを「宇宙探査」「未来のエネルギー」「医療・生命科学」「精密技術」の4つのテーマに分けてご紹介します。
このページで登場する重要キーワード
JAXA(ジャクサ) 日本の宇宙航空研究開発機構。「はやぶさ」シリーズなど世界トップクラスの宇宙探査技術を持つ。 核融合(かくゆうごう) 太陽が輝くエネルギーと同じ仕組みで、廃棄物が少なく海水から燃料を作れる「夢のエネルギー」。 iPS細胞(アイピーエスさいぼう) 体のどんな細胞にも変えられる「万能細胞」。日本の山中伸弥教授が発明し、ノーベル賞を受賞。 ペロブスカイト太陽電池 薄くて曲がる次世代の太陽電池。日本発の技術で、場所を選ばず設置できる。 光格子時計(ひかりこうしどけい) 300億年に1秒しかずれない超精密時計。東京大学の研究者が発明した日本発の技術。
🚀 宇宙探査ニュース
日本のJAXAが、宇宙探査の最前線で活躍しています。火星の月へ向かう探査機、そして地球に迫る小惑星の謎に挑む国際プロジェクトの2本をご紹介します。
JAXAの探査機が火星の月を目指す!世界初のミッションとは?
JAXAの「MMX(エムエムエックス)」探査機が、火星の月「フォボス」から石や砂を採取して地球に持ち帰る、世界初のミッションに挑みます。2026年度中に打ち上げ予定で、2031年に地球帰還の計画。NASA・ESAなど国際チームが参加する一大プロジェクトです。
JAXAの探査機が火星の月を目指す!世界初のミッションとは?
地球を守れ!日本とヨーロッパが小惑星探査で協力
2029年に地球のすぐそば(月までの距離の約10分の1!)を通過する小惑星「アポフィス」をJAXAとESAが共同調査。7500年に一度の大接近を観測することで、将来の地球衝突リスクの予測精度も上がります。
地球を守れ!日本とヨーロッパが小惑星探査で協力
⚡ 未来のエネルギーニュース
気候変動を防ぐためのエネルギー革命が、日本でも着々と進んでいます。「燃えない電池」「曲がる太陽電池」「人工太陽」——SF映画のような技術が、もうすぐ現実になろうとしています。
人工太陽に近づいた!世界最大の核融合装置が進化
茨城県にある世界最大の核融合装置「JT-60SA」に新部品が完成。有害廃棄物がほとんど出ず、海水から燃料を作れる「夢のエネルギー」の実用化に大きく前進。プラズマを100秒間維持する実験が始まります。
人工太陽に近づいた!世界最大の核融合装置が進化
燃えない未来の電池!真水で動く蓄電池が量産へ
ソフトバンクが「電解液に真水を使う電池」の量産に乗り出しました。リチウムイオン電池の発火リスクをほぼゼロにする革命的な技術で、AIデータセンターや再生可能エネルギー蓄電用として2027年度から生産開始の予定です。
燃えない未来の電池!真水で動く蓄電池が量産へ
曲がる太陽電池が自衛隊基地で実験スタート!
薄くて軽く曲がる「ペロブスカイト太陽電池」が、沖縄の自衛隊基地で実証実験へ。従来型の10分の1の重さで、曲面や壁面にも設置できる日本発の次世代太陽電池です。2040年には原発20基分の導入を目指します。
曲がる太陽電池が自衛隊基地で実験スタート!
🧬 医療・生命科学ニュース
「治せなかった病気が治る」——そんな夢に、日本の科学者たちが近づいています。iPS細胞と脳科学の最前線を紹介します。
世界初!iPS細胞の薬でパーキンソン病が治せる時代へ
日本でiPS細胞を使った世界初の治療薬「アムシェプリ」が保険適用に。1回約5,530万円という高額ですが、高額療養費制度により多くの患者が月数万円程度で受けられる見込みです。山中伸弥教授が2006年に発見した技術がついに医薬品として実現しました。
世界初!iPS細胞の薬でパーキンソン病が治せる時代へ
傷ついた脳が自力で回復するしくみを科学者が発見
東京科学大学の研究チームが、脳梗塞で傷んだ脳が自力で修復しようとするしくみを世界的科学誌「ネイチャー」に発表。修復を止めるたんぱく質(ZFP384)を薬で抑えると回復が続くことをマウスで確認。新薬開発への期待が高まっています。
傷ついた脳が自力で回復するしくみを科学者が発見
⏱️ 精密技術ニュース
日本の「秒」が変わる?光格子時計の挑戦
「300億年に1秒しかずれない」時計——日本発の「光格子時計」が2030年に世界の「1秒」の定義を変えるかもしれません。東京大学の香取秀俊教授が発明したこの技術は、GPS・インターネット・通信をさらに正確にする可能性を持っています。
日本の「秒」が変わる?光格子時計の挑戦
日本の科学技術から見えてくるもの
今回紹介した8本の記事を通じて見えてくるのは、日本の科学技術が「地球規模の課題」に真剣に向き合っているということです。
宇宙探査は「人類の知的好奇心」と「地球を守る惑星防衛」の両面を持ちます。エネルギー技術は「気候変動対策」と「エネルギー安全保障」につながります。医療技術は「難病を治す」という直接的な命の支援です。そして精密計測技術は、私たちのデジタル社会の土台を支えています。
これらの研究を進めているのは、「なぜ?」「もっとよくできないか?」という好奇心を持ち続けた科学者たちです。今勉強していることが、将来こうした研究につながるかもしれません。
特集まとめクイズ
問題①:iPS細胞を発明し、ノーベル賞を受賞した日本人研究者は誰ですか? ▶ 答えを見る
答え:山中伸弥(やまなかしんや)教授
解説:2006年に発明、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞。その技術が2026年についに世界初の医薬品として実用化されました。
問題②:JAXAが火星の月「フォボス」から石や砂を持ち帰るミッションの名前は何ですか? ▶ 答えを見る
答え:MMX(エムエムエックス)
解説:「Martian Moons eXploration(火星衛星探査)」の略。2026年度打ち上げ予定で、2031年に地球帰還の計画です。
問題③:「300億年に1秒しかずれない」と言われる日本発の超精密時計を何といいますか? ▶ 答えを見る
答え:光格子時計(ひかりこうしどけい)
解説:東京大学の香取秀俊教授が発明。2030年に「1秒」の国際的な定義を変える候補として注目されています。
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