JAXAの探査機が火星の月を目指す!世界初のミッションとは?

科学・技術
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日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、火星(かせい)の月「フォボス」から石や砂を採取して地球に持ち帰るという、世界初のミッションに挑もうとしています。その名も「MMX(エムエムエックス)」。2026年4月に探査機が鹿児島県の種子島宇宙センターへ到着し、いよいよ打ち上げの準備が本格化しています。

火星の「月」って何?

地球に月が1つあるように、火星にも「フォボス」と「ダイモス」という2つの月があります。ただし地球の月よりずっと小さく、フォボスは約22キロメートルほどの大きさです。いびつな形をしていて、まるで宇宙に浮かぶ巨大なジャガイモのようです。このフォボスがどのようにして生まれたのかは、まだ科学者たちの間でも謎(なぞ)とされており、「火星に小惑星がぶつかってできた」説と「外から飛んできた天体が捕まえられた」説の2つが有力候補です。

MMXミッションの目的は?

MMX(Martian Moons eXploration:火星衛星探査)は、フォボスに着陸して表面の石や砂を10グラム以上採取し、それを地球に持ち帰ることを目指しています。石のサンプルを分析することで、フォボスの「生い立ち」の謎を解明できると期待されています。さらに、火星とその周辺を詳しく観察することで、将来の火星有人探査(人間が火星に行くこと)への準備にもつながります。

いつ打ち上げられるの?

MMX探査機は2026年4月1日に種子島宇宙センターに搬入(はこびいれ)が完了し、現在は「H3」ロケットでの打ち上げに向けた最終調整が行われています。打ち上げは2026年度中の予定で、その後5年かけてフォボスに到着し、2031年に地球へ戻る計画です。このプロジェクトにはJAXAのほかに、アメリカのNASA、フランスのCNES、ドイツのDLR、ヨーロッパ宇宙機関ESAも参加する国際プロジェクトです。

なぜ私たちに関係があるの?

宇宙探査の成果は、私たちの日常生活にも役立つ技術を生み出します。過去のJAXA探査から生まれた技術が医療機器や素材に応用された例もあります。また、「地球の外の世界を知ること」は、人類が持続可能な未来を考えるうえで大切な視点を与えてくれます。JAXAのミッションを通じて、宇宙に興味を持つ子どもたちが増えることも期待されています。

もっと知りたい人へ

JAXAはこれまでにも小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」で世界初の小惑星サンプルリターンを成功させています。MMXはその技術をさらに発展させた挑戦です。「太陽系(たいようけい)」「惑星(わくせい)」「衛星(えいせい)」「サンプルリターン」は、理科や総合的な学習でよく登場するキーワードです。JAXA公式サイトで最新情報をチェックしてみましょう。

今日の一問クイズ

問題:日本の宇宙航空研究開発機構の略称をアルファベットで何といいますか?また、この組織が2026年度に打ち上げを予定している火星衛星探査機の名前も答えましょう。 ▶ 答えを見る

答え:JAXA(ジャクサ)、探査機の名前はMMX(エムエムエックス)

解説:JAXAはJapan Aerospace Exploration Agencyの略で、日本の宇宙開発を担う国の機関です。MMXはMartian Moons eXplorationの略で、「火星の月を探る」という意味です。フォボスからの世界初のサンプルリターンを目指しています。

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