76年前の今日、朝鮮戦争が始まった

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今日6月25日は、朝鮮戦争(ちょうせんせんそう)が始まってから76年目の記念日です。1950年のこの日、北朝鮮の軍隊が突然、韓国へ攻め込み、3年以上にわたる戦争が始まりました。この戦争は「休戦(きゅうせん)」はしていますが、実はまだ正式には「終わって」いません。なぜでしょうか?

朝鮮戦争はなぜ起きたの?

第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)が終わった1945年、朝鮮半島(ちょうせんはんとう)は北緯38度線(ほくい38どせん)を境に、北はソ連(現在のロシア)、南はアメリカが占領(せんりょう)しました。やがて北に「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)」、南に「韓国(大韓民国)」という別々の国ができました。ソ連と中国の支援を受けた北朝鮮のキム・イルソン(金日成)は1950年6月25日、軍を率いて38度線を越えて韓国に侵攻(しんこう)しました。

国連軍が参戦!どんな戦いになったの?

北朝鮮の侵攻に対して、国連(こくれん)は「これは侵略(しんりゃく)だ」と判断し、アメリカを中心とした「国連軍」が韓国を支援するために参戦しました。日本も当時まだアメリカの占領下にあったため、日本国内の米軍基地が出撃拠点(しゅつげききょてん)として使われました。戦争は朝鮮半島全土を巻き込む激しいものとなり、兵士だけでなく多くの一般市民が亡くなりました。

休戦しているのに「終わって」いない理由

1953年7月27日、「休戦協定(きゅうせんきょうてい)」が結ばれ、銃声(じゅうせい)は止みました。しかし、この休戦は「戦闘をいったん止めましょう」という約束であって、「戦争が終わった」という正式な平和条約(へいわじょうやく)ではありません。そのため、法律的には今も北朝鮮と韓国は戦争状態にあります。38度線付近には「非武装地帯(ひぶそうちたい=DMZ)」が設けられ、76年以上たった今も2つの国は鉄条網(てつじょうもう)と地雷原(じらいげん)で隔(へだ)てられています。

なぜ私たちに関係があるの?

北朝鮮は現在も核兵器(かくへいき)やミサイルの開発を続けており、日本にも大きな脅威(きょうい)となっています。また、朝鮮戦争の時期に日本はアメリカ軍向けに物資(ぶっし)を大量生産・輸出したことで経済が急回復しました。これを「朝鮮特需(ちょうせんとくじゅ)」と呼び、日本の高度経済成長のきっかけの一つとも言われています。遠く離れた朝鮮半島の歴史は、日本の歴史ともつながっているのです。

もっと知りたい人へ

朝鮮戦争は英語で「Forgotten War(忘れられた戦争)」とも呼ばれます。第二次世界大戦とベトナム戦争の間に起きたため、世界的に注目が薄れがちだからです。「冷戦(れいせん)」「38度線」「休戦協定」「板門店(パンムンジョム)」「朝鮮特需」は中学・高校の入試でよく出るキーワードです。この戦争が「熱い冷戦」と呼ばれることもあります。

今日の一問クイズ

問題:朝鮮戦争の休戦協定(きゅうせんきょうてい)が結ばれたのは西暦何年ですか? ▶ 答えを見る

答え:1953年

解説:1950年6月25日に始まった朝鮮戦争は、約3年後の1953年7月27日に休戦協定が調印されました。ただしこれは「平和条約」ではないため、正式な戦争終結はまだ実現していません。休戦協定が結ばれた場所「板門店(パンムンジョム)」もよく出題されます。

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