2026年6月15日から17日にかけて、フランスの「エヴィアン」という街で「G7サミット」が開かれます。G7とは、世界を代表する豊かな7つの国が集まる会議で、地球全体の問題について話し合う大切な場です。日本も参加国のひとつで、石破首相が出席する予定です。このニュースのポイントをわかりやすく解説します。
G7ってどんな国の集まり?
G7とは「Group of Seven(グループ・オブ・セブン)」の略で、フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダの7カ国と、ヨーロッパ連合(EU)が参加する会議です。この7カ国は、いずれも経済規模が大きく、民主主義(みんしゅしゅぎ)を大切にする国々です。毎年議長国(ぎちょうこく)が持ち回りで変わり、今年はフランスが議長国を務めています。サミットとは「山頂」という意味で、各国の首脳(しゅのう=リーダー)が集まるトップレベルの会議を指します。
今年はどんな話題が話し合われる?
フランスが議長国として掲げているテーマのひとつは「貿易の不均衡(ふきんこう)の是正(ぜせい)」です。最近、アメリカのトランプ大統領が多くの国に「関税(かんぜい)」を課している問題が世界全体に影響を与えており、G7でもこれについて話し合われると見られています。そのほか、気候変動(きこうへんどう)対策・ウクライナ情勢・人工知能(AI)のルールづくりなども議題になる予定です。今年は中国を招待しないことが決まっており、日本が「中国の海洋進出への懸念を伝えたから」とも報じられています。
日本にとってどんな意味がある?
G7の中で唯一(ゆいいつ)アジアの国である日本は、アジアの声を世界に届ける重要な役割を担っています。また、関税問題や気候変動への対応など、G7で決まったことは日本の経済や生活にも直接影響します。2023年には日本の広島(ひろしま)でG7サミットが開かれており、被爆地(ひばくち)で核軍縮(かくぐんしゅく)を訴えた場として歴史に残っています。
なぜ私たちに関係があるの?
G7で話し合われる関税や気候変動の問題は、物の値段や地球環境など、私たちの生活にも深くつながっています。世界のリーダーたちが何を話し合い、どんな決定をするかを知ることは、社会の仕組みを理解する第一歩です。ニュースを見るとき「これは自分の生活とどう関係するか?」と考える習慣をつけてみましょう。
もっと知りたい人へ
G7とよく似た「G20(ジートゥエンティ)」という会議もあります。G20はG7の7カ国に中国・インド・ロシアなどを加えた20カ国・地域が参加する、より大きな経済会議です。また、G7の前身(まえに)は1975年に始まった「先進国首脳会議(せんしんこく・しゅのうかいぎ)」で、もともとは経済問題を話し合うために生まれました。受験では「G7の加盟国・G20との違い・議長国制度」がよく出題されます。
今日の一問クイズ
問題:G7の加盟国7カ国をすべて答えてください。また、2023年のG7サミットが開催された日本の都市はどこでしょうか? ▶ 答えを見る
答え:7カ国はフランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダです。2023年は広島(ひろしま)で開催されました。
解説:G7は「先進7カ国」とも呼ばれ、民主主義と市場経済を共通の価値観とする国々が集まります。2023年の広島サミットでは、唯一の戦争被爆国である日本が核軍縮(核兵器の削減)を世界に訴えたことで、国際的な注目を集めました。
