2026年6月17日、日本の株式市場で歴史的な出来事がありました。「TOPIX(トピックス)」という株価の指標が、初めて4000ポイントを超えたのです。同じ日、「日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)」も6万9902円となり、こちらも史上最高値を更新しました。なぜ株価が上がったのか、そもそも株とは何なのかを一緒に見ていきましょう。
TOPIXってどんな指標?
株式市場には、株価の「全体的な動き」をひと目でわかるように示す指標があります。日本では「日経平均株価」と「TOPIX(東証株価指数)」の2つが特に有名です。日経平均は代表的な225社の株価をもとに計算しますが、TOPIXは東京証券取引所(東証)に上場している会社のほぼすべてを対象にしています。つまりTOPIXが上がっているということは、日本の会社全体の価値が高く評価されているということです。このTOPIXが2026年6月17日の取引終了時点で4013ポイントとなり、終値としては史上初めて4000台に乗せました。
なぜ株価が上がったの?
最大の理由は、アメリカとイランが「戦闘をやめる」という覚書(おぼえがき)に合意したことです。中東(ちゅうとう)地域の緊張が和らいだことで、石油(原油)の値段が下がりました。石油は工場を動かしたり、ものを運んだりするのに欠かせないエネルギーです。原油が安くなると企業の費用が減って利益が増えると期待されるため、投資家たちは「株を買おう!」という気持ちになりました。また、AIや半導体(はんどうたい)の会社を中心に、幅広い業種の株に買いが広がりました。
株価が高いと生活はどう変わる?
株価が上がると、株を持っている人の資産(ざいさん)が増えます。また、企業の業績が良くなると給料が上がりやすくなり、国の税収(ぜいしゅう)も増えます。一方で、株価はいつでも下がるリスクがあるため、一喜一憂(いっきいちゆう)しすぎないことも大切です。
なぜ私たちに関係があるの?
株価は私たちの生活と深く結びついています。たとえば、会社員の退職金(たいしょくきん)や年金(ねんきん)は株式投資で運用されていることが多く、株価が上がると将来受け取るお金が増える可能性があります。また、企業が儲かると新しい商品やサービスが生まれ、私たちの生活が豊かになることにもつながります。
もっと知りたい人へ
TOPIXは1968年1月4日を基準(100ポイント)として計算が始まりました。約58年でその40倍以上になったことになります。また、株式市場に参加する「投資」は、中学校の公民や高校の「公共」の授業でも学ぶ重要テーマです。「証券取引所(しょうけんとりひきじょ)」「株式(かぶしき)」「配当(はいとう)」などのキーワードも覚えておきましょう。
今日の一問クイズ
問題:東京証券取引所に上場しているほぼすべての企業の株価をもとに計算される日本の株価指数を何といいますか? ▶ 答えを見る
答え:TOPIX(東証株価指数)
解説:TOPIXは「Tokyo Stock Price Index」の略で、東証プライム市場などに上場する全銘柄を対象とした指数です。代表的な225社のみを対象とする日経平均株価と並んで、日本の株式市場の動きを示す代表的な指標の一つです。
