病院の料金のしくみが変わった!マイナ保険証の役割

政治・社会
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2026年6月1日から、病院にかかるときのお金のしくみが変わりました。「診療報酬(しんりょうほうしゅう)」という医療費の計算ルールが約30年ぶりに大きく改定(かいてい)されたためです。マイナンバーカードを使った「マイナ保険証(ほけんしょう)」を活用することで、医療の仕組みが便利になっていきます。どんな変化があったのか見てみましょう。

診療報酬ってなに?

病院で診てもらうときには「診療報酬(しんりょうほうしゅう)」という点数(てんすう)にもとづいてお金が計算されます。1点=10円で、保険証を持っている人は全体の費用のうち1〜3割だけを窓口で支払い、残りは健康保険(けんこうほけん)から支払われます。この点数ルールを国が定めたのが「診療報酬」で、2年ごとに見直されます。2026年6月の改定では、本体部分が3.09%引き上げられました。これは1996年以来、約30年ぶりの高い水準の引き上げです。

何が変わったの?

主な変化のひとつは「再診料(さいしんりょう)」の引き上げです。かかりつけ医など、2回目以降の診察にかかる再診料が75点から76点に上がりました。3割負担の場合、3円ほどの増加ですが、医療従事者(いりょうじゅうじしゃ)の賃上げ(ちんあげ)のための財源(ざいげん)として活用されます。また、医師や看護師が適切な給料をもらえるよう支援するための費用も改定に含まれています。

マイナ保険証で何が変わる?

マイナ保険証とは、マイナンバーカードを健康保険証(けんこうほけんしょう)として使えるようにしたものです。マイナ保険証を使うと、過去の薬の情報や健診(けんしん)の結果を医師が確認できるようになります。より正確な診断や重複した薬の処方を防ぐことができ、医療の質(しつ)が高まります。今回の改定では、マイナ保険証の活用状況に応じた新しい「加算(かさん)」の仕組みも設けられました。

なぜ私たちに関係があるの?

病院は私たちが病気やけがをしたときに必ずお世話になる場所です。医師や看護師が適切な給料をもらって働ける環境が整うことで、より良い医療を受けられるようになります。また、マイナ保険証が普及すれば、緊急のときにも自分の医療情報がすぐに共有されるため、命を救える場面が増えることも期待されています。

もっと知りたい人へ

日本の医療保険制度(いりょうほけんせいど)は「国民皆保険(こくみんかいほけん)」といって、すべての国民がいずれかの保険に加入することが義務付けられています。これにより、誰でも比較的安い費用で医療を受けられるのが日本の強みです。受験では「社会保障(しゃかいほしょう)」「国民皆保険」「高齢化と医療費の問題」はよく出るテーマです。

今日の一問クイズ

問題:日本では国民全員がいずれかの公的医療保険に加入することが義務付けられています。この制度を何といいますか? ▶ 答えを見る

答え:国民皆保険(こくみんかいほけん)

解説:1961年(昭和36年)に始まった制度で、すべての国民がいずれかの医療保険に加入します。これにより窓口では費用の1〜3割のみを支払えばよく、残りは保険から支払われます。高齢化が進む中、この制度を維持するための財源確保が現代の大きな社会的課題となっています。

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