5月下旬、台風6号「チャンミー」が発生し、6月1〜2日ごろに沖縄・奄美地方へ接近する見込みとなっています。気象庁は早めの備えを呼びかけており、本州の太平洋側でも大雨になるおそれがあると注意を促しています。台風が近づく季節に備えて、その仕組みと身の守り方をあらためて確認してみましょう。
台風6号「チャンミー」ってどんな台風?
台風6号「チャンミー」は、5月27日にカロリン諸島(太平洋の南の島々)で発生しました。その後、発達しながら北上を続けており、6月1日ごろには沖縄の南に達し、2日にかけて最も接近するとみられています。最大風速は毎秒40メートル、瞬間的には60メートルにも達する見込みで、非常に強い勢力の台風です。沖縄・奄美地方では暴風や高波、大雨への厳重な警戒が必要です。
台風はどうやって生まれるの?
台風は、熱帯の暖かい海の上で発生する大きな嵐です。海面の水が太陽の熱で温められると水蒸気(すいじょうき)となって上昇し、雲を作ります。この上昇気流がどんどん大きくなり、中心に向かって渦巻く(うずまく)風が生まれると台風になります。台風の名前「チャンミー」はカンボジアの言葉で「花の名前」を意味し、アジア各国が順番に名前をつけています。
台風に備えてできること
台風が近づいたときは、まず最新の気象情報をこまめに確認することが大切です。窓ガラスが割れないようにテープで補強したり、外に置いてある植木鉢や自転車を家の中に入れたりと、飛ばされそうなものを片付けましょう。また、停電や断水に備えて懐中電灯(かいちゅうでんとう)や飲み水・食料を準備しておくことも重要です。「まだ大丈夫」と思わず、早めに行動することが命を守るポイントです。
なぜ私たちに関係があるの?
台風は沖縄だけでなく、本州にも大雨や強風をもたらすことがあります。今回の台風6号も、日本列島に近づくにつれて太平洋側で大雨が降るおそれがあると予測されています。自分や家族の安全を守るため、台風情報に早めに注意を払い、避難場所の確認など日ごろからの備えが大切です。
もっと知りたい人へ
台風は毎年平均25個ほど発生し、そのうち数個が日本に上陸または接近します。台風の強さは「最大風速」で表され、毎秒33メートル以上で「強い台風」、44メートル以上で「非常に強い台風」、54メートル以上で「猛烈な台風」と分類されます。受験でもよく問われる「ハザードマップ」(災害の危険区域を示した地図)を家族で確認しておくと、いざというときに役立ちます。
今日の一問クイズ
問題:台風の中心付近で、風が穏やかで雲もほとんどない部分のことを何というでしょう? ▶ 答えを見る
答え:台風の目(たいふうのめ)
解説:台風の中心部分は「台風の目」と呼ばれ、上昇気流がなく一時的に風が弱まります。しかし、目が通過した後に再び強風が吹き返すため、「嵐が去った」と油断してはいけません。
