日本が半導体に1600億円!経済安全保障って何だろう

経済
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日本の経済産業省は、イスラエルの半導体(はんどうたい)会社「タワーセミコンダクター」の日本法人に最大約1590億円の補助金(お金の援助)を出すと発表しました。補助金の金額としては過去最大で、富山県と新潟県に最先端の工場が建設される予定です。でも、なぜ外国の会社に日本がそんな大きなお金を出すのでしょうか?

半導体ってそもそも何?

半導体は、電気をある条件のもとで通したり通さなかったりできる特別な素材です。スマートフォン・パソコン・自動車・冷蔵庫など、現代のあらゆる電気製品に使われている「コンピューターの頭脳」のようなものです。今回、日本で製造するのは「光通信用半導体」という種類で、光の信号を使ってものすごいスピードで情報を伝える技術に使います。AIのデータセンター(AIが考えるための巨大な施設)に欠かせないパーツです。

なぜ日本がお金を出すの?

「半導体を自分たちで作れる国」と「作れない国」では、有事(戦争や大きな危機)のときに大きな差が生まれます。もし海外から半導体が届かなくなると、車も作れず、電子機器の生産も止まってしまいます。日本政府は「経済安全保障(けいざいあんぜんほしょう)」という考え方のもと、重要な物資は自国や信頼できる国で作れるようにする政策を進めています。タワーセミコンダクターはこの計画に乗っており、補助金と引き換えに「10年間は生産を続けること」「日本企業に優先して供給すること」を約束しています。

どこに工場ができるの?

新しい工場は、富山県魚津市と新潟県妙高市に建設されます。両方の拠点合わせた総投資額は約6000億円で、地元での雇用(しごと)も増えると期待されています。経産省の支援としては経済安全保障推進法に基づく過去最大の助成額となりました。

なぜ私たちに関係があるの?

半導体は「産業のコメ」とも呼ばれ、現代社会のあらゆる場面で使われています。日本が半導体の生産力を持つことで、将来的に物価や製品の安定供給が守られ、私たちの生活にも直接関係します。また、AIを動かす半導体工場が日本にできることで、日本のIT技術の発展にもつながります。

もっと知りたい人へ

「経済安全保障推進法」は2022年に制定された法律で、半導体・医薬品・食料など特定の重要物資の安定確保を国が支援する仕組みです。受験でも「経済安全保障」や「半導体」に関する時事問題がよく出題されます。また、今回支援される「光電融合(こうでんゆうごう)」技術は、AIの消費電力を大幅に下げる次世代技術として世界中で注目されています。

今日の一問クイズ

問題:「産業のコメ」とも呼ばれ、スマートフォンや自動車など多くの製品に使われる重要部品を何というでしょう? ▶ 答えを見る

答え:半導体(はんどうたい)

解説:半導体は電気を通したり通さなかったりできる素材で、コンピューターや家電など現代のあらゆる電子機器に欠かせません。「産業のコメ」という別名は、それほど多くの産業に不可欠な存在であることを表しています。

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